デスパレートな妻たち

shielaD2006-09-05

こちらの日記は随分放置してしまいました。
一応概略を書くと、仕事でNZに行って帰ってきました。
最近、短い日記だとミクシィで済ましてしまう事も多いので
僕とマイミクしてない人は繋がりましょう。


で、ご多分に漏れず、DVDBOXも待ちきれず、
借りてしまいました。「デスパレートな妻たち」。
素敵ですっ。


SATCよりも、幾分社会派、というか
共感させる女性のターゲッティングがちょっと違う感じ。
SATCはちょっと現実感ないぐらいの都会のハイミス(失礼)4人だけど
デス妻は夫アリ3人、バツイチ1人で舞台も田舎だし。
でもそれぞれが、不倫してたり、離婚の危機だったり、
いろいろと「崖っぷち」なのです。


ストーリーも、1話の中に共通のテーマを入れこむSATCに対し、
デス妻は謎解きのサスペンスという芯が真ん中に1本通ってる感じ。
この方が「次が見たい!」という引きは強くなるなぁ。


見た人しかわからないだろうけど、
個人的にはブリー(顔がDBのフリーザに似てる人)に共感してしまうのです。
感情を隠してやせ我慢するから事態が深刻化していくのよー!みたいな。


さらに見た人しかわからないんだけど、
マイクが超イケる……って
どんどん読者放置で暴走しちゃうのでこの辺で。
気になった人は下記URLでチェックして。
「デスパレート度チェック」もあります。(しょぼいけど)


http://www3.nhk.or.jp/kaigai/dh/index.html


9/11から集中再放送なので、BS見れる人は要チェックだよ!

あなたの隣の趣味女

マイミクの日記を読んだり友達と話したりしてると
「10連休」だとか「11連休」という
私にとってはピンクの象やらタイムマシンと同等に
現実感のない言葉を聞く今日この頃ですが
そ れ 以 外 の 皆さん、いかがお過ごしですか。
今日は真夏の熱帯夜にふさわしい
私に起こった恐ろしい話をお届けします。


あの日、私は職場のある駅から
地下鉄に乗って、友人たちとの待ち合わせ場所へ行く途中でした。
お盆休みの車内はまばらで、
普段は混んでいる銀座線も、
ちらほらと座席があいており、
私はドアのすぐ横の席に座りました。


すると、次の駅で私の斜め前の席に
茶色のスカートの女性が座りました。
私は携帯をいじっていたので
「あ、混んで来たなぁ」ぐらいの気持ちで
友達へのメールを書いていました。


次の駅で、出来たメールを送信しようとしたら
携帯の電波が微妙に弱かったので
私はうつむいていた顔を上げ、
携帯を少しかざしてみました。
ちょうど、私と携帯の延長線上に
茶色のスカートの女性がいました。
なんとなく、ピントを彼女に合わせてみました。
すると、そこには……






















平 井 堅 ば り の 青 ヒ ゲ & ま ゆ 毛 ボ ー ン っ て い う か こ い つ 絶 対 女 性 じ ゃ ね ー よ コ ン チ ク シ ョ ウ 


私が「茶色のスカートの女性」だと思った人物は
実は生物学上の女性ではなかったのです。
しかも、中性的なルックスならまだしも、
本当に、顔が平井堅なのです。
青ヒゲでまゆ毛ボーンで目がおちくぼんでるんです。
でも茶色のスカートなのです。
そして、今思えばすね毛隠しなのでしょうか、
その下には夏なのにおばあちゃんが履くような
グレーのタイツ、
そしてよく見ると、ニュートラルなデザインを選んで買ったのであろう、
一見パンプスに見えるけど紳士物の紳士サイズの靴なのです。


ヘアスタイルはカツラには見えませんが
全盛期のキムタクのようなロングヘアーです。
黒のハンドバッグ、デパートの袋の柄の部分に腕を通し、
ご丁寧に傘まで柄の細い女性ものです。
こんなに芸が細かいのになぜヒゲは脱毛しないのでしょう。
まるでコントのココリコ田中みたいです。


しかし、青ざめる私を尻目に、他の乗客は「彼女」に
気づいている様子はありません。
特に、本来青ざめるべき両隣の男性も、
何食わぬ顔で窓の外を眺めています。
おそらく、横からだと疑いなく女性に見えるのでしょう。


あらゆる場所に、成仏できない趣味女がいると言います。
多くの人はその趣味女の存在に気づくことなく、毎日を送っています。
そして、「彼女」たちは、
私たちにその存在を気づかれることなく、
ひそかに、私たちの背後に迫っている……のかもしれません。
あ、ほら……今、あなたの隣にも。



「キャーーーーーーー」


おそまつさまでした。

パレードしようよ。

昨日はパレード見にいきました。*1
諸々の事情もあり今年は沿道から。


昔2回ほど歩いてたんだけど
沿道から見たのは初めて。
沿道から見るとより全体像がわかるね。
いやぁ、やっぱり歩くの楽しそうだわ。
来年は仕事のスケさえ合えば
ちゃんと仮装して参加したいです。
(素で参加するのはちょっと…もう、ねぇ)


で、今日は二丁目祭へ。
これも、2年位の久しぶり。
祭の人だかりにあたってしまい
すぐ退散したけれど、
やっぱりああいう祭っていいと思う。
なんか、いい意味で同族意識っていうか。


やっぱり、ゲイにとってアイデンティティーって大事な問題だと思うんだよね。
そういう、自分が自分でいていいな、っていう
気持ちを確認するのが、パレードであり二丁目祭であり。
みんな大変だと思うけど、頑張って続けてほしいです。


マイミクとっき〜氏と行きつけのバーで2連チャンして
充実した気持ちで帰ってきました。
明日からは、仕事がちょっと本腰、忙しくなります。
鋭気をやしなったから、頑張っていこう★


お盆休み じ ゃ な い 皆さん。
ともに頑張っていきまっしょい!

*1:ノンケの皆さんへ。これは東京レズビアンゲイパレードという、セクシャルマイノリティのためのパレードのことです。渋谷から原宿まわりのメインストリートを、そういう人が歩くパレードが毎年夏にあるのです。知ってましたか?

恋愛脳℃/TBS

昔なつかしい心理テストものなんだけど
たまたま見てたら今回のテーマが「隠れ同性愛度」。
怖いもの見たさで見たら……ひぃー。
同性愛の人もそうじゃない人もやってみて。
本当すごいトンデモだから。
以下勝手にうろ思い出して引用。

Q1.顔がいいけど性格の悪い人がいたらどうする?
A とりあえずつき合う
B つき合わない
C 条件を提示する

→Bは精神的な部分を重視するので同性愛度が高い


むしろ逆だと思いませんか、ゲイの皆さん。ねぇ。
ちなみに俺はAです。性格の悪い人タイプなんで…(笑)

Q2.タクシーの中に異性の携帯が。中身を

A 絶対見る
B 気になるけど見ない
C 他人に興味は無い

→ノーマルな人は異性の携帯に興味があるもの。
 よってBが隠れ同性愛度が高い。


それって個人の倫理の問題よね。
ちなみに俺は異性ならAで弱みを握ります。

Q3.許せないのは


A 体の浮気
B 心の浮気
C (答えを忘れました)

→Bの人は相手の精神性を重視するので
 気の合う同性を愛してしまう可能性がある。

僕の周りのゲイで相手の精神性を重視してる人って
……いたっけなぁ?(笑)


Q4. 自分好みの異性から友人へのラブレターを渡されたら

A 素直に伝える
B 自分で伝えるように言う
C 伝えずに口説く

→本能のままに行動するCの人は
 気になる同性が現れた時に一気に暴走する

ねぇ、異性からラブレター渡されてるのに
「口説く」人が同性愛度高いっておかしくない?マジで。
「自分好みの異性」って所からして傲慢きわまりないし。

Q5 温泉で他人の立派なモノが。

A ジロジロ見る
B チラチラ見る
C 特に見ない

→Bのチラチラ見る人は
 Aの人よりも局部を意識しすぎで同性愛が強い。


でもたぶん
ジロジロ見た方が次のステップに発展しやすいよね(笑)

Q6 もし可能なら、好きな相手にかける催眠術は…

A 自分を好きになる催眠
B (くだらなすぎて忘れました)
C ウソがつけなくなる催眠

→同性愛の性癖を持つ人は
 信頼関係を重視する傾向があるためウソが許せない


俺だったら間違いなくAを濫用して
好みのノンケを食いまくりますな(笑)


えーと、ゲイの僕、ぜんっぜん当たってないんですけど……。
これっていったいなんなんでしょう。占い?


……あ、そうか。
「隠れ」同性愛度だからいけないのか。
俺の場合隠れてないのか。バレバレなのか。そうなのか。
そうなのかーーー?

ハウルの動く城 (※一応、ネタバレ注意)

もはやジブリ作品は、まさに「ジブリ作品である」という出自のみで
日本人の多くに癒しのノスタルジーを提供できる境地にあるに違いない。
ノスタルジックな題材・世界観を描いていたジブリ作品だが、
それとともに生きてきた我々にとって、
その「ジブリ的世界」そのものがもはやノスタルジーの対象なのだ。


それが冷静な作品鑑賞態度じゃないのはわかっちゃいるけど
冒頭の数シーンで魔女宅やら紅の豚やらを思い出しちゃったら
それだけで感動の世界に足の指3本位は引き込まれてるってこと。
作品の内容・質はどうあれ、そのノスタルジーだけで
この映画を観るカタルシスの半分ぐらいはかなえられているというわけだ。


で、僕らにとってのジブリ作品のカタルシスの残り半分は、
もちろん
ちょっとインテリぶった作品の「メッセージ性」論やら、
メタファリックでマニアックな「深読み」やら
「宮崎アニメは死んだ」的な批判やらにあるわけで
ご多分に漏れず僕もそっち半分にちょっと手を出してみたいわけだ。


巷で言われていた通り、登場人物たちの
心情描写に若干杜撰なきらいがあることは否めない。
最たるものは主人公ソフィーのそれで、
とばっちりの呪いで90歳に→家出してハウル家におしかけ掃除婦(前向きにもほどがある)
自分に呪いをかけた荒地の魔女を応援→挙げ句の果てには介護(聖人かおのれは)
というか、空中散歩したぐらいでどれだけハウルにゾッコンやねん……(顔がタイプだったのか?)
と、彼女の心理はちょっと常人にはついていけない域に達している。*1


ハウルが押し掛けたソフィーを城に置いた理由も、
終盤になって実は昔会っていた(「未来で待ってて!」のアレ)ことがわかって
ようやく説明された(ような気がする)けど、そこまで置いてけぼり。
いろんな人の思惑がわからないままストーリーが進行するので
余計なところで思考にストレスがかかったのは、事実。
その結果、例えばソフィーがサリマン先生に
「彼は自由に生きたいだけ!」と反論しても
ハウルの人柄すら掴めていない観客としては、
「お前にハウルの何がわかんねん!」
と突っ込まずにはいられない……例えば、ね。


その状態で、戦争やら介護やらのテーマを詰め込むから
話がさらにこんがらがってくるので、
勝手に自分なりのメタファーを立てて、
筋をわかりやすく読み直してみることにしました。
以下が、俺の考えたトンデモハウル論。
異論反論一切受け付けません。


ハウルは、自身もヤク中のヤクの売人。*2
組を点々とし、今は個人でやっている。*3
そんなハウルに惚れてしまったソフィー。
多額の借金を押し付けられ風俗嬢をやっていた。*4
「あなた、このままじゃダメになるわ」(ソフィー)
ハウルに薬から足を洗わせたいが、
元締めのカルシファーとの契約を破ると
きっとハウルの命が狙われる。*5
弟分のマルクル、そしてソフィーの生活のためにも
ハウルは薬の売人をやめるわけにもいかない。*6
抜けた組からも追われている。*7
そんな状況からヤクを使いすぎたハウルは深刻な状況に。
「やばいよ、やりすぎだよー」(カルシファー
見かねたソフィーはハウルの留守中に勝手に夜逃げ。*8
そしてひょんなことから、元締めとの契約の秘密を知る。
以前から元締めにもうまく取り入っていたソフィーは
うまく元締めを言いくるめて、ハウルの契約を無効にすることに成功。
ハウルもソフィーも足を洗って、ハッピーエンド。


いやぁ、ヤクの売人の話だったんですね、これは。(たぶん違う)
でもこういう強引な解釈をすると、ちょっと話が見えてくる
……ような気がするのは僕だけでしょうか。


蛇足だけど我修院の声は本当によかったと思う。
キムタクも声すごく色っぽかったと思う。
だけど一番素敵なのは、やっぱり加藤治子だよね。
サリマン登場のシーンで、アドレナってしまったよ。

*1:特に惚れる過程の端折り具合にブーたれていたのだけれど、よくよく考えると恋に落ちるとはそもそもそういう物だ、という気もしないでもない。無粋なのは俺か

*2:魔法=ドラッグ

*3:組=サリマン組/荒地の魔女

*4:呪い=借金

*5:心臓を握られているので

*6:魔法で戦わないと家を守れない

*7:サリマンの追手

*8:家を捨てての引っ越し